- ヒゲ脱毛が痛い理由
- ヒゲ脱毛の痛みの特徴
- 痛みを軽減する方法
ヒゲ脱毛はとにかく痛いと言われることが多く、初めて脱毛する人には不安な方もいるでしょう。
「どのくらい痛いのか」「痛みを我慢できるか心配」など、痛みに対する恐怖は誰にでもあるもの。
そこで本記事では、
- ヒゲ脱毛の痛みの程度
- 痛みを感じる原因
- 痛みを軽減するためのコツ
について解説していきます。
痛みの不安を解消して、脱毛後のヒゲのない、新しい自分に一歩踏み出しましょう！
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ヒゲ脱毛が痛い理由
そもそも、ヒゲ以外の部位でも脱毛は痛いです。
部位による痛みの程度の違いはありますが、ピリピリとした痛みや熱さを感じることがあります。
これは脱毛時にレーザーの光が毛根に熱を加えるためです。
特に初めての脱毛時には、毛が十分に生えそろっている状態のため、痛みを感じことが多いです。
そして、脱毛の中でも最も痛い部位の一つが「ヒゲ」です。
ヒゲ脱毛が痛い理由は主に2つ。
- 顔の皮膚は薄いから
- ヒゲは濃く太い毛が密集しているから
顔の皮膚は薄いから
他の体の部位と比べて、顔の皮膚は薄いです。
そのため、同じ照射パワーでも痛みをより強く感じてしまいます。
また、ヒゲは毎朝のシェービングで肌を傷つけやすいです。
敏感肌の上に、毎朝の髭剃りで傷ついた肌への照射は痛みを感じやすいのです。
ヒゲは濃く太い毛が密集しているから
レーザー脱毛や光脱毛の基本的な仕組みは、メラニン色素(毛の黒色)に反応して照射します。
ヒゲは他の部位の毛と比べて、
- 太い
- 密度が濃い
- 根深い
という性質を持っているので、毛の黒色(メラニン色素)が凝縮しています。
そのため、同じ脱毛レーザーの出力でも痛く感じるのです。
ヒゲ脱毛はどんな痛みか？
ヒゲ脱毛の痛みでよく例えられるのが、「輪ゴムで皮膚を弾いたような痛み」です。
ただし、痛みの程度には個人差があります。
- その人の毛質や肌質
- 照射回数
- 脱毛機の種類
など、痛みの程度はさまざまな要因で変わってきます。
例えば、照射回数を重ねるほど毛は細く、密度も薄くなり、ヒゲが薄くなってきます。
反応するメラニン色素が薄くなるので、照射回数が多くなるほど一般的には痛みも少なくなります。
逆に言うと、1回目の照射は痛みが強いということ。
そのため、クリニックによっては最初の数回の照射パワーを抑えていることが多いです。
どのくらい痛みに耐えられるかを本人と一緒に確認しながら、大丈夫であれば照射パワーをちょっとずつ上げていきます。
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい部位
どこまでヒゲに含めるかは人によると思いますが、ヒゲ脱毛のコースは一般的に次の部位を含めることが多いです。
- ほほ
- もみあげ
- 鼻下
- アゴ
- アゴ下
- 首
顔は目の下から、首は肩甲骨のあたりまで意外と範囲が広いですよね。
クリニックによって部位別のコースがあるので、自分のヒゲの生え方に合わせて脱毛部位を選択することができます。
そして、この範囲の広い部位の中で、特に痛みを感じやすい部位はこちらです！
- 鼻下
- アゴ
- アゴ下
最も痛みが強いと言われているのが、皮膚が薄く、毛が密集している鼻下です。
あまりの痛みに、私は毎回涙目になりながら脱毛しています。
なのに毛が濃く密集しているため、なかなかヒゲが薄くならない。
ヒゲ脱毛の中でも我慢が必要な部位です。
アゴやアゴ下も、太く濃い毛が密集しているため、レーザーが強く反応し、痛いみを感じやすいです。
施術方法による痛みの違い
痛みの程度は、サロンやクリニックでの脱毛方法の種類によっても変わってきます。
現在、脱毛の方法は次の3種類です。
- フラッシュ脱毛(サロン・エステ)
- レーザー脱毛(クリニック)
- ニードル脱毛(サロン・クリニック)
それぞれの脱毛方法の特徴は次にとおりです。
| 【ヒゲ脱毛の場合】 | フラッシュ脱毛 (非医療機関) | レーザー脱毛 （医療機関） | ニードル脱毛 （医療機関） |
|---|---|---|---|
| 脱毛の仕組み | 光を照射し毛根の 発毛組織を弱らせ 発毛を抑える | レーザーを照射し 毛根の発毛組織を 破壊する | 毛穴に差した針から 電流を流し毛根組織を 1本1本破壊する |
| 効果 | 減毛・抑毛 | 永久脱毛 | 永久脱毛 |
| 痛み | 痛みはあるが弱め | 強い痛み | 強い痛み |
| 費用相場 | 約5万円〜 断続的な施術が必要 | 約8万円〜20万円 | 約30万円〜100万円 |
| 薄くなる回数 | 10回〜25回 | 6回〜10回 | 処理した毛は もう生えてこない |
| ツルツルを 期待できる回数 | 断続的な施術が必要 | 15回〜20回程度 | 処理した毛は もう生えてこない |
| 通院回数 | 2週間に1回程度 | 1〜2ヶ月に1回程度 | 1〜2ヶ月に1回程度 |
痛みの強さを順番に並べると以下のようになります。
| ニードル脱毛 ＞ レーザー脱毛 ＞ フラッシュ脱毛 |
必ずではないですが、一般的には痛みが強い方が、脱毛の効果は高いです。
痛みが弱いということは、照射のパワーも弱いということ。
照射パワーが弱ければ効果も少なくなります。
自分の理想とする脱毛後の姿をしっかりとイメージし、効果の違いから脱毛方法を選ぶことが大切です。
3種類の脱毛方法の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【レーザー・フラッシュ・ニードル、3種類の脱毛方法の違いを解説】
痛みを感じやすい人
脱毛の中でも痛みの強い部位であるヒゲ。
さらに痛みの感じ方は人によっても異なります。
毛質や肌質、その日の肌のコンディションなどよっても痛みが変わってくるため、注意が必要です。
ヒゲ脱毛で痛みを感じやすい人の特徴は次のとおりです。
- ヒゲが濃い人
- 色黒の肌・日焼け肌
- 乾燥肌・敏感肌
ヒゲが濃い人
先述したとおり、レーザーは毛の黒色(メラニン色素)に反応します。
ヒゲが濃い人ほどレーザーが反応するメラニン色素が多いため、痛みが感じやすくなります。
色黒の肌・日焼け肌
レーザーは黒い色に反応します。
つまり、色黒の肌や日焼け肌の色にも反応してしまうということ。
毛だけではなく、肌にも反応してしまうため、痛みを強く感じやすくなります。
乾燥肌・敏感肌
肌が乾燥している状態や、肌が敏感な人も痛みを感じやすいです。
刺激を感じやすいため、レーザーの熱をより強く感じやすくなります。
痛みを軽減する5つのコツ
多少の痛みは仕方ないですが、少しでも痛みは減らしたいですよね。
痛みを感じやすいヒゲ脱毛ですが、いくつかのポイントを押さえることで痛みを軽減することはできます。
- 麻酔の使用
- 脱毛機の照射のパワーを下げる
- 脱毛機を変更する
- 日焼け・肌の乾燥を防ぐ
- 血行を良くする行動は避ける
麻酔の使用
まず最初にみなさんが思いつくのは、麻酔の使用だと思います。
クリニックにもよりますが、麻酔には主に2種類あります。
- 麻酔クリーム…照射部位に麻酔クリームを塗って使用
- 笑気麻酔…吸引用マスクを装着し、鼻から吸い込む方式の麻酔
個人差はありますが、麻酔は痛みを軽減するのに効果的な手段です。
デメリットは、料金が脱毛のプランに含まれないという点。
別途料金が発生するクリニックがほとんどです。
できるだけ費用を抑えて脱毛したいと考えている方には向かない方法かもしれません。
とはいえ、痛みに耐えられず脱毛を挫折してしまう人がいるのも事実。
痛みが強い最初の数回だけ麻酔を使用し、ヒゲが薄くなり痛みが少なくなってきたら麻酔を使わないという方法もあります。
多少の費用はかかりますが、ツルツルになるためにも継続して脱毛することが大切です。
脱毛機の照射のパワーを下げる
2つ目の方法は、脱毛機の照射パワーを下げることです。
痛みが強く感じる要因の一つに、脱毛機の照射パワーが強い可能性があります。
施術スタッフに伝えれば照射パワーを抑えてもらえます。
照射パワーを下げると、痛みもあまり強く感じなくなります。
ヒゲ脱毛の照射の強さについて
絶対ではないですが、
「照射パワーの強さ」＝「脱毛効果」
と考えるのが一般的です。
照射パワーを下げると、期待する脱毛効果を得られない可能性があるので注意が必要です。
一方、強すぎる照射パワーは肌に負担をかけ、肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
照射の強さは、施術スタッフが肌の状態を見ながら調整してくれますので、相談してみるといいでしょう。
脱毛機を変更する
3つ目の痛みを軽減する方法は、脱毛機を変更することです。
レーザー脱毛には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類の脱毛方法があります。
それぞれの脱毛方法の違いは次のとおりです。
| 「熱破壊式」と「蓄熱式」の違い | ||
|---|---|---|
| 特徴 | 熱破壊式 | 蓄熱式 |
| アプローチする場所 | 毛根・毛母細胞 | バジル領域※1 |
| 剛毛への効果 | ◎ 高い | ○ 普通 |
| 産毛への効果 | ○ 普通 | ○ 普通 |
| 効果の即効性 | ◎ 速い | △ 遅い |
| 痛みの少なさ | △ ゴムで皮膚を弾いた感覚 | ◎ 少ない |
| 日焼け肌 色黒の肌への照射 | ✖️ 不可 | ○ 要相談 |
得意な毛の特徴や、即効性に違いはあるものの、痛みをの少なさで選ぶなら「蓄熱式」がおすすめです。
どの脱毛機を選んでも、レーザー脱毛なら最終的な「永久脱毛」という効果には変わりありません。
毛に対するアプローチと、毛が抜けるまでの過程が違っているというだけです。
サロンやエステによるフラッシュ脱毛でも、「蓄熱式」の脱毛機取り扱っているお店があります。
しかし、脱毛方法は同じでも効果は全く違います。
サロンやエステの脱毛の効果は、あくまで「減毛・抑毛」であり、永久脱毛の効果はありません。
なぜなら、サロンやエステは非医療機関のため、永久脱毛の効果が出るほど照射パワーを上げることができないのです。
本サイトでおすすめしている、「湘南美容クリニック」と「ゴリラクリニック」で扱っている脱毛機の特徴は以下の記事で詳しく解説しています。
日焼け・肌の乾燥を防ぐ
4つ目の痛みを軽減する方法は、日焼け・肌の乾燥を防ぐことです。
まず日焼けした黒い肌は先に述べたように、レーザーの熱が反応してしまいます。
毛の黒色と肌の黒色にどちらにも反応してしまうため、痛みが強くなってしまいます。
肌の乾燥も痛みや、施術後の肌の赤みの原因になります。
また、乾燥した肌はレーザーの熱が伝わりにくいため、期待する脱毛の効果が得られない可能性があります。
- 痛みをなるべく抑えるために日焼け対策を行う
- 脱毛期間中は特に、化粧水や保湿クリームを使い肌の乾燥を防ぐ
痛みを軽減するためにも、肌ケア対策をしっかりと行いましょう！
血行を良くする行動は避ける
最後の痛みを軽減する方法は、血行を良くする行動は避けるということです。
血行が促進された状態で脱毛すると痛みを感じやすくなり、施術後の炎症などが長引く可能性があります。
施術前日〜当日にかけては、以下の血行を促進する行動はなるべく避けましょう。
- 運動
- 長時間の入浴
- サウナ
- 飲酒…など
血行を促進する行動は施術後も避けましょう。
肌の赤みや炎症が長引く原因になります。
肌トラブルを防ぐためにも、血行を促進する行動には注意が必要です。
まとめ：痛みの対処法はクリニックと相談しながら取り入れよう！
本記事では、ヒゲ脱毛の痛みを軽減する方法について解説してきました。
- ヒゲ脱毛が痛い理由
- ヒゲ脱毛の痛みの特徴
- 痛みを軽減する方法
ヒゲは他の部位の毛と比べて太く根深い、密集した濃い毛が特徴です。
レーザーの熱は黒い色（メラニン色素）に反応する仕組みのため、ヒゲには特に反応が強くなります。
レーザーの反応が強いということは、痛みも強いということ。
さらに、顔の皮膚はボディの皮膚よりも薄いです。
薄い皮膚にはレーザーの熱が感じやすく、痛みがより強く感じるのです。
ヒゲは脱毛部位の中でも最も痛い部位の1つです。
ヒゲ脱毛の痛みでよく例えられるのが、「輪ゴムで皮膚を弾いたような感覚」という表現。
個人差はあるのものの、痛みの感覚はまさしく輪ゴムで弾いたようだと私も思います。
ヒゲ脱毛の中でも特に痛い部位が、①鼻下②アゴ③アゴ下です。
毛が密集していて皮膚が薄い「鼻下」は、毎回痛みに耐えながら施術しています。
痛みの程度は施術回数によっても変わってきます。
照射回数を重ねるほど毛は細く、密度も薄くなり、ヒゲが薄くなってきます。
反応するメラニン色素(毛の黒色)が薄くなるので、照射回数が多くなるほど一般的には痛みも少なくなります。
逆に言うと、施術1回目は痛みが強いということ。
1番ヒゲが太く濃い毛の状態のため、ある程度の痛みは覚悟しておくほうがいいと思います。
脱毛機の種類によっても痛みの度合いは違っています。
痛みの強さを順番に並べると以下のようになります。
| ニードル脱毛 ＞ レーザー脱毛 ＞ フラッシュ脱毛 |
必ずではないですが、一般的には痛みが強い方が、脱毛の効果は高いです。
痛みが弱いということは、照射のパワーも弱いということ。
照射パワーが弱ければ効果も少なくなります。
それぞれの脱毛方法の効果の違いや特徴を理解して選ぶことが大切です。
次に、脱毛の痛みを軽減する５つの方法を紹介します。
- 麻酔の使用
- 脱毛機の照射のパワーを下げる
- 脱毛機を変更する
- 日焼け・肌の乾燥を防ぐ
- 血行を良くする行動は避ける
上記の方法で、
- 日焼け・肌の乾燥を防ぐ
- 血行を良くする行動は避ける
の2つは、自分自身がしっかりと注意をすればできる方法です。
普段のケアが痛みを軽減してくれるので、すぐに試すことができます。
脱毛期間中は特に、日焼け止めや化粧水、保湿クリームを使うようにしましょう！
脱毛前後の飲酒・入浴・運動なども控えることで、肌トラブルを防ぐことにつながります。
その反面、
- 麻酔の使用
- 脱毛機の照射のパワーを下げる
- 脱毛機を変更する
の3つの方法は、自分一人で判断することができません。
肌の状態などをクリニックのスタッフが確認した上で判断してもらう必要があります。
すぐに痛みが軽減しやすい方法でもありますが、それぞれデメリットもあるため、注意が必要です。
- 麻酔
△1回3,000円ほどの費用がかかる - 脱毛機の照射パワーを下げる
△脱毛効果が低下する - 脱毛機を蓄熱式に変更する
△ヒゲ特有の根深い毛への効果が薄くなる
デメリットを必ず理解した上で、クリニックのスタッフと相談しながら判断することが重要です。
ヒゲ脱毛はどうしても他の部位より痛みが強いのが特徴です。
事前にしっかりと対策をして、できるだけ痛くないヒゲ脱毛を目指しましょう！
他の部位と違う、ヒゲ脱毛の特徴については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
【挫折しないために知っておくべき、ヒゲ脱毛の特徴とヒゲ処理の方法を解説】
